フェラーリF40は自動車界の最速カー
フェラーリF40の登場には、フィアットグループの総師、ジャンニ・アニェッリの意思が大きく働いていると言われる。ジャンニ・アニェッリはポルシェ959を見て大きな衝撃を受け、フィアット傘下のフェラーリに、出来る限りイタリア製のパーツを使って、ポルシェ959を越える自動車を作らせようとした。フェラーリは288GTOのエボリューションモデルをベースにF40を作り上げた。ポルシェ959が4輪駆動のトルクスプリットという極めて進歩的なのに対して、フェラーリはミッドシップの2輪駆動で地球の自動車界の最速カーを目指した。シャーシとボディーの主要構造にはカーボンケブラーコンポジットというF1の技術を使っているため、この車は軽く丈夫に作られているが生産性が低い。フェラーリF40が約4000万円で発売されると、世界中から注文が舞い込んだ。そこでフェラーリは当初200台という限定を考えていたが、あわてて注文がある限りは作るというスタイルに変更。これは、フェラーリが儲けを意識したわけではなく、車が投機の対象になるのを嫌ったからだと言われている。
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